シリアルNo,R7〜始まる最初期ロットと思しき1本。ゼニス・エルプリメロを搭載し自動巻となり1988年に登場したref.16520は現在に至るまで絶大な人気を誇っています。2000年に自社ムーブメント搭載のref.116520に変わるまで長きに渡りロレックスのフラッグシップを守り続けてきました。
この最初期モデル(製造期間約1年)の特徴は、ダイヤルの12時側の文字列の最後”COSMOGRAPH”が一列空けてプリントされている事から通称「段落ち」「Floating」ダイヤルと呼ばれます。次にベゼルが200タキからスタートしています。その後直ぐに400タキからのベゼルになります。また時針・分針の中央の黒い線になった部分が極端に細く、細針と呼ばれ最初期の重要なポイントの一つです。そして最後に、ケースが少し分厚くて近年カマボコケースなどと呼ばれることに。実際には、ラグの付け根から先端にかけてのラインの違いによるものです。
あとは、78360シングルバックルブレスやフラッシュフィットの番号等々、分かり易いポイントもあります。
NEWSページにて写真付きの解説記事があります↓
https://www.enzo-shop.com/2023/03/30/rolex-daytona-floating-dial-mark-1-200tachymeter-bezel-from-1988y/
いずれにしましても、中々全てオリジナルで揃った個体が激減しているのと、価格高騰が著しいモデルでもあり、良い個体を見つけた時に手に入れておきたいモデルですね。
2023年3月27日に新型のデイトナがWATCHES & WONDERS 2023で発表され益々注目されています。この16520も完全にビンテージになりましたね。
ぜひ、今のうちに。