オールドパテックのRef.2526トロピカルと並ぶ代表格のRef.2551。50年代の特徴でもあるドーフィンハンドにくさび形インデックス、そして象嵌エナメル仕上げの美しい文字盤。Ref.2526トロピカルがポーセリンなら、こちらRef.2551は象嵌エナメル仕上げと両者とも外す事の出来ないオールドパテック。
Cal.12-600ATは1950年代までパテックがずっと温めてきた初の自動巻きムーブメントです。ロレックスが30年代に既に自動巻きを出していた為、最初にして最高の自動巻きムーブメントを市販化したと想像します。
コンディションは総じて良いです。画像ではラグが丸く見えますが、決して細いわけではなく、自然に角が落ちたという印象です。仕上げ直しを行えばラインとエッジを出せますが、そのままの状態が良いと思われます。
また、オリジナルのPPリューズにスクリューバックと、とにかくツボを押さえた1本です。
そして、この楔インデックスとドーフィンハンドの組み合わせが、とにかく良いです。探すと無いですね、、、。