ROLEX Zenith DAYTONA16520 Variations of 1988-2000y/ゼニスデイトナ16520の88年モデルと00モデル

daytona16520

これまで当店で幾度となく取り上げてきたエルプリメロ搭載の16520デイトナ。ちょうど黒が2本、最初の年のR番1988年モデルと最終2000年モデルが同時に入荷。

向かって左が2000年最終P番、右が1988年最初のR番。ダイヤルの違いやベゼルのタキメーターの違い、ブレスの違いなど、わずか12年の製造年の間にブラッシュアップされていきます。モデルチェンジからモデルチェンジまでの間にこうして細部をアップグレードしたり改良したり、不良部分を対策品に切り替えていくやり方はヨーロッパの自動車メーカー(メルセデス等)に良く見られる手法ですね。次のモデルチェンジまでの間が長い分、少しづつ改良を加えていくのは、個人的には非常に理にかなっていると思いますし、消費者にとっても良い事だと思います。モデルチェンジを繰り返し、消費を促すやり方は一時的なブームになっても、長くは続かないと思います。

この16520にしてもそうですが、最初と最後ではパッと見変わらないので消費者としては嬉しいですよね。

このようなモノづくりのあり方こそ、今後の私たちが学ぶべき事のような気がします。消費され続ける物ではなくて長く受け継がれていくものを選びたいです。それこそが価値で真のブランドと言って良いのではないでしょうか。16520の最初と最後を見てふと感じたことでした。

ENZOSHOP Inc. CEO Kazunari Nakai

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