2本の特別なミラーダイヤルDATEJUST6609Turn-O- graph and 6305Tropical/サンダーバーバードとデイトジャストトロピカル

datejust6305gilt
ROLEX DATEJUST6305TROPICAL and TURN O GRAPH6609 GILT

2本の特別な・・・と題しましたが、もちろんギルトダイヤルやトロピカルが珍しく特別なわけですが、他にも理由があります。
その理由とは、この2本いずれも60年代初頭から半ばに何らかの事情により、ダイヤルがロレックス純正の黒文字盤に交換されています。

まず、最初のデイトジャストは6305というリファレンスで1954年製。そしてもう1本のターノグラフ(サンダーバード)は6609というこれまた希少なリファレンスです。1625の前ですね。つまり2本とも6時位置の表記はSWISSのみになるはずですが、T SWISS Tとなっている為、62~65年くらいに作られたと判断できます。

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非常に美しいトロピカルギルトダイヤルです。なんと6時位置のクロノメーター表記はOCCなので容易に50年代のデイトジャスト用にロレックスが作ったものであることがわかります。もちろん夜光はラジウムです。その他は針・ケース・ムーブメント等、当時のオリジナルです(ブレスは後年)。

話を整理すると、オーナーが何らかの理由で60年代初頭にロレックスにて黒文字盤に交換した1本です。間違いなく文字盤はロレックス純正でリダンではありません。

次も同様のターノグラフ(サンダーバード)Ref.6609の1959年製です。

ターノグラフ

非常に美しいブラックミラーです。先のデイトジャスト同様、彫り込んだようなフォントとゴールドレターが特徴のロレックス純正の文字盤です。こちらも60年代にオーナーが何らかの理由でブラックダイヤルに交換したものと思われます。T SWISS T表記です。こちらも本来はオンリーSWISS表記の筈ですしインデックスの形状も異なります。よくあるデイトジャストのダイヤルを無理に入れたものではなく、サンダーバード用のダイヤルです。

デイトジャストの文字盤はサイズが直径で1mmくらい大きい為、サンダーバードに入れる際に文字盤外周を削ってあります。巷にあるサンダーバードのミラーダイヤルは殆どがデイトジャストの文字盤の流用で外すと削ってあるのが確認できます。こちらはオリジナルです。とは言っても60年代に作られたサンダーバード用の交換用ミラーダイヤルですね。

ベゼル・ケースコンディションは抜群でCal.1065も快調です。大変希少な個体です。

今回、色んな意味で特別な2本を販売する事になったのは、2本とも大変希少で文字盤以外はオリジナリティーが高く、その交換された文字盤も当時のロレックス純正のミラーである事が決め手です。なので、価格的にはかなりのメリットを出して販売します。雰囲気とコンディション重視の方には最適の2本かと存じます。

2本ともブレスが後年のものが付いてますが、別途当時のブレスをお探しすることも可能ですので、お気軽にご相談ください。

特別な2本のミラーダイヤルを特別な価格にて販売します!是非!

ENZOSHOP CEO Kazunari Nakai

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