ROLEX OYSTER ROYAL REF.4444/1945Y ロレックスオイスターロイヤル1945年製

数あるヴィンテージロレックスの中において、今回のオイスターロイヤル自体は特に珍しい物でもないんですが、ちょっとした事でその存在価値が高まる時計に変わる場合があります。スターダイヤルやレッドデプス表記、また針の形状や文字盤の素材や色味などなど。

一見、何の変哲もないと思いきや、時針分針が注射針の様なタイプがついています。有名なとこで言うとEX1の6350の分針に使われていたりと、かなりロレックスの中においてはイレギュラーなものです。

このEX1 ref.6350の分針には注射針が使用されています。その他ハニカムダイヤル、ロングメルセデスハンド、ドットが大きい秒針等、かなりの要素が詰まった1本ですね。
で、話を戻してオイスターロイヤルに。

画像上の注射針に、画像下のベゼルにお気付きでしょうか?そうなんです、逆ラウンド(丸ではなく反り返った)のベゼルがついています。そこから滑らかに立ち上がる風防の緩い曲線が特徴でもあります。非常に整ったデザインと印象ですね。

ホワイトパールのような文字盤は長い間針が止まっていた場所がラジウム焼けしていて、歴史を感じますね。そしてアプライドインデックスですが、王冠マークはプリントになっているearly 40’Sの特徴も盛り込まれています。

高い時計ではないけれど、このようにディテールを楽しむのもヴィンテージの世界ならではでしょう、、、。

ENZOSHOP Inc. CEO Kazunari Nakai