デイトナ16520は文字盤のデザインやサイズ感のバランスが良くてずっと以前から必ずと言っていいほどラインナップしてきました。特に初期の16520、所謂マーク1(段落ち)・マーク2(4ライン)・マーク3(セリフ体)・マーク4(ノンセリフ)、、、ブレスはシングルバックルという組み合わせで、Invert6(逆6)で、と。今考えると16520の役満ばかりですね。値段の安い中古と言われる頃からずっと取り扱ってますので、リアルにヴィンテージに変遷していく様や、価格高騰していく場面にいれたことを懐かしくも嬉しく思ったりします。そして何より、この初期のデイトナのオリジナルを僕はかなりの本数見て来たわけです。たまに、段落ちと4ラインのオリジナルを日本一見てるかも、、、なんて思うこともあります。
で、今回たまたま白2本、マーク2(4ライン)とマーク3が揃ったので、ちょっと解説をと。
こちらがマーク3ダイヤル。マーク4と見分けがつきにくいですが、12時位置のフォントがセリフ体(トメハネがついた書体)なのでそこだけ見れば簡単です。ただし、マーク3ダイヤル自体かなり希少な為、お目に掛かる機会が無いかも。E/X番に存在しますが、そもそもE番やX番のデイトナが無い。そういう意味では、マーク3が一番少ないかもしれません。
そして、かなりの確率でいろんなパーツが交換されている個体が多い為、オリジナルで残っている個体は皆無ではないかと思ったりします。
今回入荷のマーク3は、2023/9に日本ロレックスのOHから上がってきましたが、針や文字盤・ベゼル等の交換無しでオリジナルの状態をきっちりと維持しているのが奇跡。そんな奇跡の個体。
シリアル入りのグリーンタグ(当時の日本定価が入ってます)や取説類、そして元箱が付いてます(ギャラのみ無し)。
毎回言いますが、良いものがあるときに手に入れておかないと、必ずや後悔することになるので、買っておきましょう、今のうちに。
ENZOSHOP CEO/ NAKAI