ENZOSHOPでは、必要に応じて納品前や以前販売した個体を、当社契約の信頼するファクトリーでオーバーホールやメンテナンス、時にはポリッシュなどを行なっております。
今回、たまたまエクスプローラー2 Ref.1655 Mk.1を納品前オーバーホール・ライトポリッシュしました。Before→After で画像と共に解説してみます。
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今回の作業内容はオーバーホールと風防交換・消耗品(パッキン等)交換、そしてライトポリッシュ、ブレス組み直しとポリッシュです。
画像中央のカーソルを移動させると簡単に見比べることが出来ます。決してポリッシュはお勧めしませんが、元のケース状態が良い場合、ほんの少しのポリッシュでオリジナルのラグのラインが復活したり、ブレスの弛みが無くなることで装着が良くなったり、落下の危険性がなくなったりと安心してお使い頂けるようにもなります。もちろん、査定に影響を及ぼさない消耗品を交換する事でも、防水性や耐久性の面でも安心していただけると思います。
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バックケースとブレスを裏側から見た画像です。裏蓋もスキっとしております。この個体は大丈夫でしたが、裏蓋の外周部分内側とケース側に結構ステンレスの腐食(サビ)が出ている物が見受けられます。その場合も今後の事を考えてサビを取ることで腐食の進行を抑えるのと防水性能確保とムーブメント保護の目的でポリッシュをします。
*元々の状態が良くない個体は、そもそも仕入れをしませんので、ご安心を。
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オリジナルを維持しながら過度な仕上げをせず、時計にとって必要なオーバーホールやメンテナンスを行う事で、更に長く愛着を持っていただける様に、お手伝いさせて頂きます。
最後に、オーバーホールやメンテナンス、ポリッシュする際に、実際どのような経験値の技術者がどんな工具・機械を使用し行うのか?またオリジナルシェイプやヘアラインについても正確に再現出来るのか?等、仕上がりにかなりの差が出るのは言うまでもありません。時計選び同様、アフターメンテナンスについても再考する時期に来ています。次世代に、ヴィンテージロレックスの価値を受け継いでいただく為にも。
ENZOSHOP/CEO Kazunari Nakai