60年代中頃のミラーダイヤル(ギルトダイヤル)について、今回2本(デイデイトとデイトジャスト)揃ったので、考察してみた。
皆さんご存知かと思いますが、向かって左がデイデイト1803で右がデイトジャスト1601/8。いずれもロレックスラグジュアリーのハイエンド及び定番モデル。今日に至るまでロレックスの主力モデルとして君臨しています。その中でも、この60年代の2本、ブラックのミラーダイヤルがインサートされています。ちょうどラッカー系に移行した直ぐの文字盤だと推測されます。ツヤ感やゴールドレターの凹み具合等、美しいそして手の込んだ作りです。
よくよく調べてみると、ドレス系のブラックダイヤルというのは、かなり数が少ない事で知られますが、この時期特に製造本数が少ないです。
パテックフィリップに関してもそうですが、そもそもドレス(ラグジュアリー)ウォッチに黒文字盤は必要無かったからだと考えられます。黒文字盤は視認性を必要とする軍用や特殊モデル(ダイバー・探検・冒険)用だったからです。パイロットウォッチもそうです。
そういう意味では、このように美しく残っているミラーダイヤルはかなり希少であると思います。今後益々人気が高まる予感がします。
とにかく理屈抜きで美しくてカッコいい。手首に嵌めた時の馴染みがいい。
そんな2本ですが、販売中ですので是非この機会に手に入れてみてはいかがですか?きっとミラーの虜になる筈です。
ENZO / NAKAI