ROLEX DAYTONA16520″Porcelin dial” 1988y Complete set 解説

デイトナポーセリンダイヤル

先日、かなり久しぶりに16520のポーセリンダイヤルを手に入れる事に。この時計を手にして、よくよく考えてみると、18Kコンビモデルや18K金無垢のポーセリンは割と何度も見ているのですが、ステンレスは本当に久しぶりな気がした。

ROLEX DAYTONA 16520PORCELIN DIAL 1988Y / デイトナ・ポーセリンダイヤル

18Kコンビや18KYG無垢のポーセリンダイヤルはバーインデックスの枠がイエローゴールド、そして針などもイエローゴールドになるので、明らかに見えかたが今回のダイヤルとは異なる。白く陶器の様な雰囲気を強く感じるのは、ステンレスモデルのポーセリンダイヤルだと僕は思う。

向かって左がポーセリンダイヤル、右が通常のフローティングダイヤル

このように並べてみることで、フォントのバランスやセリフの有無、そして雰囲気が掴めます。特に”DAYTONA”の赤文字は、ポーセリンの方は滲むようなピンクっぽい色に見えます。

ロレックスデイトナ16520ポーセリンダイヤル
ギャランティーや取説も当時の物。初期のデイトナのマニュアルはROLEX DAYTONAの文字が白色。

世界的に見て、通常の手巻きデイトナの価格を追い抜いてしまった16520ポーセリンダイヤル。見ればやはり納得の美しさとクオリティーな訳です。中々、現物を見ることも少ないかと思いますが、機会があれば見ておく事をお勧めします。お財布が許せば手に入れる事も、お忘れなく。

ENZO / NAKAI