2021年ROLEXの新作エクスプローラーシリーズ。ⅠとⅡが同時にモデルチェンジし、しかもⅠの方は従来の39mmから36mmにダウンサイジングという驚き。
僕にとっては、凄くうれしいサイズ感ですし、歓迎すべき事なのですが、今回の記事はエクスプローラー1の新型にフューチャーしたいと思います。
本体のみで撮影。ケースのデザインや作り込みを確認してみる。全体的にふっくらしながらもラグ先端にかけてシャープなイメージに。ラグ幅が19mmになった事も影響しているかと。
そしてサイドからの画像がこちら
まずはベゼルが分厚くなりサファイヤクリスタルの傾斜もベゼルの傾斜に合っている為、美しく一体化していてバランスが良いです。そしてケースはコロッとした感じでこちらも少し厚目かな、と。絶妙にデザインのバランスを取ってます。
なので、大きくも小さくもない『永遠のスタンダード』にふさわしいサイズです。
次は、ラグ部分の処理。ラグ幅を19mmにする事でシャープなイメージですが、ケースやベゼルの厚みがある分立体感がより強調されます。
ラグの間にFFをピッタリ収める為に2本の深い切られています。このケースの溝の凹部分にフラッシュフィットの凸部分がピッタリ入るという構造。日本の木造建築の技法みたいですね。手間と技術が要る事だと思います。
腕にはピタッと馴染みます。ブレスは、ラグ19mm部分から緩やかにテーパードしており、装着感が良いです。
そして、駒を6時側がかなり外れますので(通常のスポーツモデルは5コマが限界)、これは明らかに女性の細い手首にもはめて頂けます。今までは、ロレックススポーツを女性が嵌めようとしても、どうしてもコマの関係で小さくしきれませんでしたが、この124270は細腕に対応可能です。女性人気が出そうです。
僕的には、今回のダウンサイジングはかなりツボで、退化したようでかなり進化を遂げた36mmケースと新型ムーブメントです。まだまだプレ値で高いですが、ちょっと落ち着いたら1本手に入れられる事をお勧めします。
ENZO / NAKAI