ROLEX Daytona Ref.16520 “Patrizzi dial” S番逆6

DAYTONA 16520 S番 “PATRIZZI DIAL” lightly Patinated Beige

今回ご紹介するのは、デイトナ16520の通称”PATRIZZI DIAL”です。オズワルド・パトリッツィが発見したことから彼の名前が呼び名になりました。インダイヤルの枠のシルバー部分がブラウンにエイジングする事からブラウンアイとも呼ばれます。

たまに”PATRIZZI DIAL”と呼んで良いのはW番だけと仰る方もいらっしゃいますが、2011年の彼(パトリッツィ)の著書には、S番の1993からW番1995年のダイヤル、そして4種類のブラウン色のエイジングのパターンのサンプル画像が載っています。

ライトベージュ、ライトベージュブラウン、ブラウン、ダークブラウンの4種類です。

PATRIZZI DIAL “Lightly BEIGE”

この個体はS番の逆6ダイヤル(6時位置インダイヤルの「6」が「9」に逆さまに)でライトベージュの個体。チョコレート色の様に変化するのは、殆どがW番ですね。
彼の著書にも書いてありますが、この変色は”error”であり技術的(塗装の)問題であると。よく焼けるという方もいて、日に当てれば、、、とかいって時計を日光浴させている方もいらっしゃる様です。技術的・塗料の問題なので、基本的に変色します、何もしなくても。*この事を念頭に”PATRIZZI DIAL”を選びましょう。

また、12時位置の5列の文字の配列や位置もこのダイヤルには特徴がありますので、その配列や位置では無い物は避けたほうが良いでしょう。後から何らかの手が加わっている可能性が高いです。
あと、ブラックの部分は、基本傷まないので、汗をかいた様なプツプツが多い物、ブラックの部分の艶が引いている物は、単に程度が悪いだけなので、こちらも避けましょう。

どのモデルもそうですが、値段が高くなればなる程、ややこしい個体が増えてきますので、ご注意を。合わせてベゼルやブレス・フラッシュフィット・クラスプ部分などもチェックする事をお勧めします。(詳しくは、お問い合わせくださいませ。)

そう考えると、今回の様な個体は買いなのは間違いない!なんて結論になるわけです。決して売りトークではありません。お探しだった方は、この機会に是非!

ENZO / NAKAI

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