前回に引き続きシードゥエラー16600のドーム風防誕生秘話を。
今回、中々苦労した箇所をちょっとだけご紹介。
こちらが取り外したシードのサファイヤクリスタル風防。ご覧の通り潜水性能を上げるためにかなり分厚く作られてます。シードはベゼルディスクもサブマリーナとは異なり頑丈に分厚く出来ています。その分厚いベゼルから少しだけこのフラットなサファイヤクリスタル風防が見えてます、純正は。
そして、予想外だったのはガラス下部に上の画像のようにステンレスのリングがセットされています。強度を上げる為とこのステンレスの枠でケースに圧入する構造になってます。このあたりが、サブとは違うシードの本気度合いが。ヘリウムエスケープバルブは外観から見れば一目で分かりますが、こんな見えないところにコストを掛けているんですね。
あと、プラで厚みを持たす事で歪まないようにドーム型を作るのも案外大変なんですよね。
と、案外簡単そうで結構苦労したシードのドーム風防誕生秘話をちょっとだけお話しさせて頂きました。