さて、石川県はぐんと涼しくなってまいりました。さっと通り過ぎていく涼風に、早めにやってくるようになった夕焼けに、ああ秋よ久しぶり、と思う日々です。皆様の街ではいかがでしょうか?
暑さがひと段落してきた今だから、夏に手付かずだったことに落ち着いて向かい合えそう…なんてことを思っていたら、中井社長が本を貸してくれました。
谷尻誠さんの「CHANGE」という本。
谷尻さんは建築家さんですが、この本は建築についてではなく、「働くこと」について書かれた本。
ちょっと前からいろいろな人のインスタで見て気になっていたんですよ〜!
どれどれ。
ふむふむ。
……
するする読めますよ、面白い!
言葉の見つけ方も絶妙なんですね。
ナイス・ミスマッチ
分析グセ
行き当たりばっちり…
実際にコトバをメモしておく事が多い、と本の中にも書かれていますが、さまざまな事を気持ちよく言語化してもらえた感じ、があります。
谷尻さんが、1つひとつ「なぜ自分はそう思ったのか」「それはどうすると良いのだろうか」と丁寧に楽しく分析をした答えであるオイシイところ、がぎゅっと詰まった一冊。
数多ある代表作品、例えば“自転車と一緒に泊まれる元倉庫のホテル”「ONOMICHI U2」(広島)や、“泊まれる本屋”「BOOK AND BED TOKYO」(東京)など、「どうやって思いついたの!?」と思うような素晴らしい作品群が生まれたヒントを垣間見せてもらえたような気持ちにもなります。
ちょうど最近聞いて面白いなと思っていたのが、「Pencil in」という英語。「確定していない予定を、鉛筆で手帳に書き入れること」だそうで、つまり「今のところ、のメモ」ということだそうです。
そんな風に、柔軟な予定とメモをとりながら、考えてきちんと分析して再構築して、と推敲していけば、自分の人生にも楽しげな作品が(もちろん建築とかではないけれど、、)生まれるのかも…
なんて、なんだかやる気が出てきましたよ!
働くことについてだけでなく、人生をより良くするヒントをたくさん教えてくれる谷尻さんの本。オススメです。
ちなみに後半にも書かれていましたが谷尻さんはライカユーザーだそうで。SNSの画像等もライカで撮られているそうですよ。これもまた、素敵なところですね!
なんて中井社長と話していたら、「良かったらこれもどうぞ」とさらにもう一冊貸してくれました。
「SUPPOSE DESIGN OFFICE」、谷尻さんの会社の作品集だそうです。うわあ楽しみ!
2冊続けて読んだなら、「CHANGE」に書かれていたあの考え方がこうなったのか、とまた新たな楽しみ方もできそうですね。
Andyの読書の秋はまだまだ続いていきます。良書との出会い、幸せだなあ