昔も今もライカを代表するフラッグシップにしてハイスペックなレンズ2本が入荷。ノクチルックス50mm”E58″は1976年フォトキナで「世界で一番明るいレンズ」として発表されました。そしてもう一方のズミルックス50mmF1.4は発売当初から多くのプロ達に愛用され素晴らしい瞬間・作品を残しています。
今回はノクチルックス 50mmF1.0ファーストE58にフューチャーしてみました。ボディーはM8(CCD)を使用し、主に開放もしくは開放付近での描写をご覧ください。
ノクチルックスというと上の画像のような柔らかい暖色系の写りとボケが割と有名というか特徴ですが、撮り方(光の入り方)を考慮して撮ると
ガラッとイメージを変えて撮ることも出来ます。様々な条件下でレンズの特徴さえ把握していれば、こんなにイメージ通りに写るレンズも珍しいですね。そもそも論になりますが、明るいレンズ=ボケボケとは違います。特にライカのレンズについて言えばオリジナルでしっかりとメンテ・セッティングを出してあるものはバシっときます。一般的に言われている「個体差」なんてライカのハイエンド・レンズに至っては僕はないと考えます。ちゃんと写らない事をこの「個体差」という一言でかたずけるのは簡単です。一方でそうでは無い事実も皆さんには理解して欲しいです。この辺の、そもそも論については、また別の機会にでもお話しします。素晴らしいレンズだからこそ知って欲しい事実です。